こんにちは、Cloverです。
FIP(猫伝染性腹膜炎)の治療を進める中で、この薬を飲んでも問題ないでしょうか?といった相談をよくいただきます。
今回は、FIP治療中の併用薬について説明していきます。
FIP治療中の併用薬について
GS-441524を用いたFIP治療中でも、獣医師が必要と判断した治療や処方薬、サプリメントは基本的に併用可能です。
FIPを発症した猫ちゃんは、食欲不振や脱水、貧血、強い炎症など、さまざまな全身症状を伴うケースが多くあります。そのため、FIPそのものに対抗する抗ウイルス薬とは別に、以下のような「対症療法」としてのお薬が併用されることは少なくありません。
- 抗生剤
- 胃腸薬
- 肝臓や腎臓をサポートする薬
- 栄養補助剤
- 各種サプリメント
注意したい2つの薬剤
猫伝染性腹膜炎の治療を行う中で、必要と判断された一般的な処方箋やサプリメントはFIP治療への影響はないとお伝えしました。
しかし、気をつけたい薬剤もあるため2つの薬剤を紹介していきます。
①フルオロキノロン系
②ステロイド
抗生剤を使用する際の注意点
FIPそのものはウイルスによる疾患であるため、抗生剤でFIPウイルスを治療することはできません。
しかし、FIPを発症すると体力や免疫機能に負担がかかるため、細菌による感染症を併発することがあります。そのため二次感染や他の細菌感染症が疑われる場合には、獣医師の判断により抗生剤が処方されることがあります。
ここで注意したいのが、フルオロキノロン系抗菌薬です。
フルオロキノロン系抗菌薬の副作用のリスク
このフルオロキノロン系抗菌薬では、まれに神経系への副作用が報告されており、以下の症状が現れる可能性があります。
- ふらつき
- 歩行異常
- 振戦(震え)
- 痙攣
FIP治療とフルオロキノロン系の薬について
フルオロキノロン系の抗菌薬は、神経症状のような副作用があるとお伝えしました。
なぜ気をつけないといけないのか説明していきます。
FIPウイルスが脳に侵入、攻撃をした際に脳の損傷によって神経症状がみられることがあります。もし、FIP治療中に新たな神経症状が現れた際に、「FIPの進行によるものなのか」「薬剤の影響によるものなのか」の判断が難しくなる場合があります。
そのため、FIP治療を行う際は、使用する抗菌薬の選択について知っておくと安心して治療を進めていくことが可能かと思います。
FIP治療中にステロイドを使用する際の注意点
FIP治療について相談をしていく中で、「現在ステロイドを使用中です」という会話をよく見かけます。
ステロイドには炎症を抑える働きがあり、症状の緩和を目的として使用されることがあります。
FIP治療中のステロイドの使用
FIPの改善には抗ウイルス薬によるウイルス制御だけでなく、猫ちゃん自身の免疫機能の回復も重要な役割を担っています。そのため、長期間にわたる高用量のステロイド投与は、免疫反応を抑制し、治療効果に影響を与える可能性があります。
しかし、胸水によって呼吸状態がかなり不安定など生命の維持を必要となる場合など、症状のコントロールのために獣医師が必要と判断した場合には、治療初期に限定して使用されることがあります。
一般的には、以下のような考え方でステロイドを使用することを推奨しています。
- 本当に必要な場合のみ
- 必要最小限の量(免疫抑制容量以下)で
- 必要最小限の投薬期間で
Cloverのステロイド使用の基本方針
私たちCloverでは、基本的にステロイドによって症状を抑え込むのではなく、GS-441524やモルヌピラビルなどの抗ウイルス薬の投薬量を適切に調整・増量することで、FIPの根本から症状をコントロールしていくことを推奨しています。必要に応じて、適切な投薬量を一緒に検討していきます。
そのため、Cloverでは高容量のGS-441524の投薬でも、猫ちゃんの負担を少なくして投薬が継続できるよう、高含有量の製品も展開しています。投薬についてお悩みのある方は、ぜひ一度Cloverの製品詳細をご覧いただくか、直接ご相談ください。
製品一覧 >> https://fipclover.com/products/
お問い合わせ >> https://fipclover.com/contact/
Cloverでは「GS-441524」を用いた治療から、耐性/再発の高度な治療ができるように「モルヌピラビル」や「配合剤」まで幅広く取り扱っています。
「どのような製品が良いのか」「今の治療で大丈夫?」「再発してしまった」など
FIPについて気になることがあればいつでも相談ください 🙂
