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過ごしやすい暖かい気候になってきましたね!これから夏に向けて暑くてじめじめした気候になっていきますね。猫伝染性腹膜炎治療で皮下注射をしていると炎症や潰瘍についての問題がよく報告されています。実際に臨床試験でも蒸し暑い気候になってくると炎症が発生する確率が高くなるという報告がされています。

猫の病気である猫伝染性腹膜炎の治療薬GS-441524やモルヌピラビルや再発・耐性用FIP治療薬を販売しているFIPのCloverが紹介するFIP治療のGS製剤の価格や投薬方法についての徹底解説

臨床現場でも効果的なFIP治療薬として知られているGS-441524です。この注射薬は酸性度が粘性が高い特性を持っています。そのため長期間皮下注射を行う影響で皮膚トラブルを引き起こす可能性があります。

FIP注射治療を進める時に皮膚のトラブルが発生するのかの状況を左右する要因
 ・猫ちゃんの個体による皮膚の状態
 ・免疫の特性
 ・グルーミングの程度など

猫ちゃんの生命を脅かす病気である猫伝染性腹膜炎を治療しているため、命には代えがたいため仕方のない副作用ですが、最も簡単にケアできる方法について案内していきます!

まず初めに、正確に皮下注射を行うことです。万が一真皮層に注射をした場合、潰瘍などの症状が発生する可能性が高くなります。

また注射投薬に失敗したり、皮膚表面付近に注射針を刺した場合に注射液が漏れることがあります。触ってみるとぬるぬる、すべすべしています。アルコール綿を使用して皮膚に残らないように拭き取ってあげると皮膚炎の防止になります。

同一部位に長期間注射すると、炎症や潰瘍が発生する可能性が高くなります。そのため、背中(背骨部分を除いた)の様々な部位に一定期間ずつローテーションするように注射を打つようにしてください。

主要皮下注射部位の毛を刈ることをお勧めしています。消毒および傷や炎症の有無を早期発見し酷くなる前に早めに管理することが可能です。

万が一皮下注射による傷や炎症が出来た時には、獣医師の先生と相談した後に適切な治療を受けるようにしてください。放置していると潰瘍にまで進行して皮膚炎の治療がより難しくなってしまいます。

もし傷の部位が気になり頻繁に舐めたり触ったり等の行動をする場合、触らないようにすることが早く回復するために有効です。ネックカラー、傷部位に包帯や保護バンドなどを通して保護してあげることも治療に役立ちます。

GS-441524の皮下注射からFIP治療を始めたオレオちゃんです。

小さな傷一つと、炎症があり消毒しながら皮膚の管理中です。GS-441524を活性化させるために注射液の酸度が高くなるため、皮下部分に上手く入らなかったり、薬が流れ出てしまった場合に写真のような症状が見られます。。

このような症状が出ても猫伝染性腹膜炎の治療に影響はありません。該当の部位について、よく消毒をしてあげて、かかりつけ医の処方の元処置をしてあげると2週間程度で元通りになります。

痛そうで悲しい気持ちになってしまいますが、FIPウイルスの抑制と治療を行うために理解していただけると嬉しいです^^

FIPウイルスによる猫伝染性腹膜炎の治療に有効なGS-441524およびモルヌピラビル治療の皮下注射による治療方法、皮膚の炎症治療
FIPウイルスによる猫伝染性腹膜炎の治療に有効なGS-441524およびモルヌピラビル治療の皮下注射による治療方法、皮膚の炎症治療

FIP皮下注射において理想的なことは、傷や炎症が無くGS-441524やモルヌピラビルの皮下注射治療期間を終えることです。ただGS-441524の性質上どうしても治療過程で仕方ない部分でもあります。。今回取り上げた内容をぜひ実施することをお勧めしています(˶ᐢᗜᐢ˶)

最後の最後に、赤外線が発生する機器を使用して一日数分程度猫ちゃんを温めて血流を良くしてあげると、炎症ができにくくなる効果があります。可能な方は試してみてください!


Cloverでは必要に応じて猫ちゃんの体調や回復具合に合わせた投薬量のアドバイスを行っていきます。気になることがあればお気軽にお問合せください!一緒にFIP治療を頑張っていきましょう。

猫伝染性腹膜炎の治療においてFIP治療薬として安全で有効であるGS-441524の注射剤やGS製剤錠剤をはじめとして、その他Hopehip(ホープエフアイピー)よりモルヌピラビル治療剤やCurecat(キュアキャット)ブランドより再発耐性治療に効果を見せているカプセル状の配合剤を提供しています。 猫伝染性腹膜炎治療薬に関して気になること、投与量の確認、購入の相談等お気軽にお問い合わせください^^