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FIPの治療における経口薬はごはんやおやつに混ぜたり、粉状にして飲ませることを推奨していません。その理由と推奨する投与方法をお伝えしていきます^^

Cloverの猫伝染性腹膜炎治療薬の製品情報:https://fipclover.com/product/

投薬の前後30分ずつ絶食と錠剤の形のままでピルガンや手で喉の方に入れてあげる方法です。

FIPの神経症状が現れていたり体重が重いため錠剤の数が多く、複数の錠剤を飲ませるのが大変な場合は市販の空のカプセルに錠剤を入れてまとめて飲ませる方法を推奨しています。

また錠剤1錠の服用が難しい子の場合、Clover取り扱いのCurecatは1/4錠、Hopefipは1/2錠にまで割って必要量を飲ませることが可能です。

GS-441524製品は食道を通り胃酸で薬剤成分がゆっくりと分解されるように設計されています。

通常、錠剤やカプセルの状態で飲ませると錠剤が胃から分解が始まり腸の方まで届き、ゆっくりと吸収され血中濃度がゆっくりと上がりやがて薬の半減期に入ります。

しかし、粉状にしたり細かく刻んだりすると食道や胃で早い段階で吸収されるようになり、血中濃度が急激に上がり、その後ゆっくりと下がっていきます。また錠剤は胃酸によって分解されるとお伝えしましたが、薬の投与前後や投与時に食べ物を与えると胃酸が食べ物の消化に使用され薬の分解に影響されます。

そのため、錠剤やカプセルの状態でそのままFIP治療薬を飲ませることが吸収速度や血中濃度の維持への有利になります!

それでもどうしても錠剤のままで薬を飲んでくれない子には若干のウェットタイプの食べ物と一緒に薬を与えたり、細かく刻んで与えても薬の効果を得ることは可能ですが、最大限FIP治療薬の効果を引き出すには「薬の投与前後30分ずつの絶食」と「カプセルや錠剤の状態」で服用させることを推奨しています。

CloverではCurecat(キュアキャット)とHopefip(ホープエフアイピー)の2ブランドを取り扱っており、FIPの治療に安全で有効であるGS-441524の注射剤や錠剤をはじめとして、その他モルヌピラビル治療剤や再発耐性治療に効果を見せているカプセル状の配合剤の提供を行っています。

猫伝染性腹膜炎治療薬に関して気になること、投与量の確認、購入の相談等お気軽にお問い合わせください^^