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今回は猫伝染性腹膜炎の治療で使用されているGS-441524自体について説明していきます。

同じGS-441524を使用しているけどFIP治療製品の違いは何か、価格が千差万別でどの製品良いのか、販売会社によって治療効果に違いは出るのか等々の疑問を持っていることと思います。

猫伝染性腹膜炎の治療薬剤の成分であるGS-441524の需要が増えてきており、注射薬と経口薬の2種類が定着しています。

現在中国の市場は多くの製薬会社が乱立、多様な流通経路の構造になっています。老舗製薬会社、中小規模の会社、大学や企業の実験室と多岐に渡っています。複雑な市場の状況であり、廃業や新規参入が容易なため活発的に新規参入が行われています。中国の様々な環境下で製造された製品を各流通会社が選択し日本国内へ供給を行っているのが現状です。

GS-441524の入手と製造するための実験室のような場所さえあれば、GS-441524を使用したFIPの注射剤やカプセル、錠剤は誰でも作れてしまう製品なのです。そして現実このように製造して流通させているところもあります。

設備水準や品質管理工程は千差万別であり、標準化された製造方法もありません。そのため各製薬会社ごとの独自の調剤方法に基づいて製品が製造されており、原料の比率、身体内の活性化点、粘度、吸収率、不純物の含有量基準等様々な部分でで差が出ます。原料医薬品以外にもGS-441524製品に含まれる様々な配合物質の等級も品質や価格に左右されます。

しかし消費者はGS-441524の実際の含有量や品質等を確認する方法が無く、実際に使用しながら適正容量と治療効果を確認するしかない状況に置かれています。GS-441524と一緒に配合される物質の品質が薬の効果(活性化および代謝)に多くの影響を与えますが、唯一見分けがつくとすれば注射液は脂溶性か水溶性という溶解剤に関連したものしか分からないのが現状です。

愛猫ちゃんもご家族の皆さんも長く長く幸せで健康的な生活が続きますように。

CloverではCurecat(キュアキャット)とHopefip(ホープエフアイピー)の2ブランドを取り扱っており、FIPの治療に安全で有効であるGS-441524の注射剤や錠剤をはじめとして、その他モルヌピラビル治療剤や再発耐性治療に効果を見せているカプセル状の配合剤の提供を行っています。

猫伝染性腹膜炎治療薬に関して気になること、投与量の確認、購入の相談等お気軽にお問い合わせください^^